VICTORY!

初期症状ですがクローン病の高校生の息子を持つ母の日記です。同じような立場の方、どうぞお立ち寄りくださいネ♪

初めての肛門科へ・・・

それから暫くは何事もなく過ぎていたのですが、一週間ほどした頃、再び出血が・・・・。
本人がひどく不安がるので、肛門科を受診しようと思い、ネットで区内の病院を検索してみました。2件HITしたのがHクリニックとSクリニック。実はSクリニックでは私のベル友Mちゃんがナースをしているので、とり合えずメールで様子を聞いてみることに・・・

Sクリニックは想像していたよりも大きな病院で、いろいろと検査の機会も揃っている様子。私はそちらに行こうと思ったのですが、Mちゃんが直腸カメラをどうのこうの・・・というのに息子がビビってしまい、相談した結果、とりあえずはHクリニックで見てもらおうよ・・ということに決定しました。

Hクリニックは家からも近く、建物もログハウス風で病院というよりも、まるでペンションのよう・・。一応肛門科をかかげているものの、設備も何もありませんでした。
でも肛門科・・というちょっと未知の診療に息子は緊張しまくり。結局診察するにも一騒動で肛門鏡をうまく入れることが出来ず、おそらく裂肛(切れ痔)でしょうと言われ、座薬を処方されました。

家へ帰ってから座薬を入れてあげるよと私が言うと、息子は
「嫌だ!」
の一点張り。私は息子が赤ちゃんの頃によく解熱に座薬を使っていたので抵抗がなかったのですが、思春期の息子には耐えられなかったのですね。ホントはお尻の具合も見せて欲しかったのですが、ずっと拒絶され続けました。

1〜2日ほど座薬を使っていたのですが、そのうちに息子が肛門の周りが少し痒くて痛い・・腫れてるみたいだと言い出しました。とにかく見せてもらえないとわからないと説得したところ、やっとお尻を見せてくれたのですが・・・

その時にはすでにかなり腫れあがっていて、座れなくなっていたのです。そっと触ると紫色に腫れた部分が熱も持っているのがわかり、これではいけない、すぐに病院へ・・・と思ったのですが運悪く土・日にかかってしまい月曜日まで待つことに・・。
ネットでいろいろ調べたところ、どうも「肛門周囲膿瘍」で排膿切開が必要らしい・・・。将来は「痔ろう」になる確立が非常に高いので、根治手術が必要etc・・目の前が真っ暗になる思いでした。

あれは忘れもしない、月曜日に学校を休ませて病院へ行く支度をしていた時のこと。
ベッドに横になりながら、息子は不安そうな顔をしながら私にこう言ったのです。

「俺・・クローン病じゃないか・・とそれだけが心配なんだよね・・」
「クローン病?何それ?」と私。
「全身の消化器官がボロボロになる病気で治らない。俺くらいの年齢の男性に一番多い難病だよ。肛門周囲膿瘍も症状のうちのひとつなんだ」

息子はすでにいろいろな本を読み、その時すでに確かな知識があったのです。まるで自分の未来を暗示するかのように「クローン病」という病名を無意識に口にしていたのでした。

何も知らない私は
「まさか・・・さ!行くよ」

と言い一笑に付しただけだったのでした・・・・・。


5月病・・・今思えば発病の前兆だったのかも・・?

こちらには今までの息子の病気の経過を思い出しながら記していこうと思っています。

───────────────────────────
【予兆】

大変だった受験戦争も無事終了し、4月から憧れの高校生になったKAZ。真新しい制服に身を包み、期待に胸ふくらませながら学校へと通い始めました。

ところが、新学期が始まってすぐの頃から、疲れた疲れたを連発。帰ってきて食事をしてお風呂に入ると9時には眠ってしまう生活。
最初の頃は慣れないバスと地下鉄での通学と、中学の頃よりも1時間早起きしなければならなくなった事や、緊張しているためだろうと思い、私はそんなにも気にもしていなかったのです。

5月の連休が過ぎても相変わらず「疲れた・・」ばかり言う息子。次第にクラスにも馴染めない・・と洩らすようになり、もしかしたら5月病かもしれない・・と思い始めました。
稲武での宿泊HRや体育祭も全く楽しむことなくやり過ごした息子は、やがて初めての定期テストを迎えました。

もしかしたら、このテストが終われば何かが吹っ切れるのかもしれない・・?私は望みをかけました。
でも、体調がすぐれず、ヤル気も失せてしまった息子は、テスト勉強もほとんどせず、結果は無残なもの・・・。
一応「進学校」と呼ばれている息子の高校は、入学しても結構熱心に塾通いをしている生徒が多く、中3の1年間しか塾というものに行かなかった息子は、高校生になってフヌケの状態になってしまったのです。

そんな或る日のことでした。
トイレで排便をした息子が心配そうな顔をして
「お母さん、紙に血がべっとりついてきた・・・」
と言ってきたのです。
「ああ、切れちゃったんじゃない?よくあるよ。そんなこと」
「ホント?」
「大丈夫・大丈夫」

それがクローン病の合併症の一つでもある「肛門周囲膿瘍=痔ろう」の始まりだったとも知らず、私はそれほど心配しなかったのでした・・・・

« Prev|Top

HOME

名前:
メール:
件名:
本文: